体重計を持つ女性

この記事では、体重は減ったのに体脂肪率が増えた理由と、この場合ダイエットは成功なのか?についてお伝えします!

早速ですが、体重は減ったのに体脂肪率が増えた理由は筋肉が減ったからです!

体重は体の重さを表すのに対して、体脂肪率は脂肪の重さではなく体の中の脂肪の割合(体の何%が脂肪なのか?)を表した数字です。

基本的には体重が減ると脂肪も減るので体脂肪率も減る事が多いですが、脂肪と一緒に筋肉が減ると体重が減っていても体脂肪率(体の中の脂肪の割合)が増える事があります。

例えば、筋肉が30kg、脂肪が30kgで体重60kgの人がいたとします。
(実際には骨や内臓など筋肉と脂肪以外の物も体重に含まれますが、分かりやすく筋肉30kg、脂肪30kgで体重60kgとします)

体脂肪率50%の説明

この方がダイエットをして脂肪が5kg、筋肉が10kg減ったとすると、体重は45kgに減りますが体脂肪率は約55%に増えてしまいます。

これが体重は減ったのに体脂肪率が増える理由です!

少し極端な例ですが、この方のように脂肪よりも筋肉の方が多く減ってしまい体重は減ったのに体脂肪率が増える事は実際に起こります。

体脂肪率50%から55%になる理由

この場合、体重は60kgから45kgに減っていますので、体重を減らすという意味ではダイエット成功と言えますが、筋肉が大きく減ってしまっているという内容を考えると、あまり良い痩せ方とは言えません。

私たちが1日に消費するカロリーの内60~70%程度は基礎代謝による物です。

基礎代謝は特別な運動などをしなくても生きていく為に必要な消費カロリーの事で、基本的には筋肉が多い方が基礎代謝も高くなります。

つまり、筋肉が減ると代謝が下がり、太りやすくなりダイエット後のリバウンドもしやすくなるという事です。

リバウンドを防ぐ為にもダイエット中は筋トレを行い、タンパク質をしっかり摂り筋肉の減少を最小限に抑えましょう!

今回の例で言えば、体重の減りは少なくなりますが、筋肉を減らさずに脂肪を5kg減らす事ができれば、体脂肪率は50%から45%に減る事になります。

体脂肪率50%から45%になる仕組み

このように筋肉を残して脂肪だけを減らせれば、体重の減少は少なくてもボディラインは引き締まります!

逆に言うと、いくら体重を減らしても筋肉が減ってしまうと体脂肪率は減らず、リバウンドもしやすくなります。

ダイエットを行う際は体重が減っているかだけでなく、筋肉を残せているかにも気を付けながら行いましょう!

というわけで体重は減ったのに体脂肪率が増えた理由についてのお話でした!

ではでは、本日はこの辺で失礼致しマッスル!\(^o^)/