ベンチプレス

この記事では、ベンチプレスで胸につけなくてもいい(胸まで下げなくてもいい)理由についてお伝えします。

ベンチプレスは、トレーニングベンチに寝た状態でバーベルなどの重りを持ち上げ、主に胸の筋肉(大胸筋)や二の腕の筋肉(上腕三頭筋)などを鍛えるトレーニングです。

ベンチプレスの紹介
大胸筋と上腕三頭筋の紹介

胸につけなくても良い理由:体形の違い

ベンチプレスを行う際によく話題になるのが「バーベルを胸につく所まで下ろした方が良いのか?胸につけなくてもいいのか?」という事ですが、私はベーベルを胸につけなくても良いと考えています。

これは、胸につく所までバーベルを下す事が悪いというわけではなく、必ずしも胸につく所まで下ろす必要はない、という考え方です。

体形の違い1:前腕の長さ

ベンチプレスでバーベルを胸につけなくても良い理由の1つが1人1人の体形の違いです。

例えば、前腕(肘から手首まで)が通常よりも長い人が、ベンチプレスでバーベルを胸につける為には、通常よりも肩の関節を背中側に大きく動かす必要があります。

下のイラストはベンチプレスを行っている人を頭側から見たイラストですが、バーベルを下す高さが同じ場合、前腕が長い方と通常の方では前腕が長い方の方が、肩の関節を背中側に大きく動かしているのがわかります。

ベンチプレスでの前腕の長さの比較

肩の関節をこの方向に無理に大きく動かし過ぎると、肩を痛める事もあるので注意が必要です。

体形の違い2:胸郭の厚み

胸板(胸郭)が薄い方の場合もバーベルを胸につけるには、通常よりも肩の関節を背中側に大きく動かす必要があり、この場合も無理に胸までバーベルを下すと肩への負担が大きくなってしまいます。

ベンチプレスでの胸板の厚みの比較

体形の違い3:前腕+胸郭

前腕が長く胸板が薄いという特徴を両方持っている方の場合は、肩の関節の背中側への動きが、より大きくなるため特に注意が必要です。

ベンチプレスでの前腕と胸板の厚みをあわせた比較

胸につけなくても良い理由:フォームの違い

体形の違いだけでなくベンチプレスを行う際の手幅(握る幅)や背中の反り方など、フォームによっても関節の動きなどに違いが生まれます。

フォームの違い1:手幅

ベンチプレスを行う際の手幅が狭い場合は、バーベルの移動距離が長くなり、肩の関節の動きも大きくなります。

反対に手幅が広い場合は、バーベルの移動距離が短くなり、肩の関節の動きも小さくなります。

手幅が狭いベンチプレス
手幅が広いベンチプレス

手幅を狭く握っている方が、胸にバーベルをつける所まで下ろすと肩の関節の動きが、大きくなり過ぎる事が有るので注意が必要です。

フォームの違い2:背中の反らせ方

手幅と同様に、ベンチプレスを行う際の背中の反らせ方によっても違いがあります。

ベンチプレスを行う際は、より効率よく大胸筋を使う為、背中を反らせて行う事があります。

基本的に背中の反りが多きれば大きいほど、胸につけるまでのバーベルの移動距離は短くなり肩の関節の動きも小さくなります。

背筋を少しだけ反らせたベンチプレス
背筋を大きく反らせたベンチプレス

バーベルを胸につけようとして、必要以上に腰を反らせると、腰痛の原因になる事もあります。

ベンチプレスでは、腰を反らせ過ぎないように気をつけましょう。

胸につけるのが悪いわけではない

このように一見「バーベルを胸につける」という同じ基準でトレーニングをしているように見えても、実際は体形やフォームなどの違いにより、関節の動く幅や関節にかかる負担は大きく違います。

ベンチプレスでは、必ずしもバーベルを胸につける必要はありませんが、反対に胸につけるのが悪いわけではありません。

バーベルを胸につけやすい体形の方など無理なく行える場合は、胸にバーベルをつける形でベンチプレスを行うのも良いと思います。

ベンチプレスでバーベルを胸につけると肩や肘に強いストレッチ感(伸びる感じ)を感じる場合や関節に過度な負担を感じる場合には、無理にバーベルを胸まで下ろさずにベンチプレスを行う事をおススメ致します。

というわけでベンチプレスで胸につけなくてもいい(胸まで下ろさなくても)理由!についてのお話でした!

ではでは、本日はこの辺で失礼致しマッスル!\(^o^)/