北九州市小倉南区のパーソナルジム「イマナミジム」トレーナーの今浪勉です!
(イマナミジムHP:https://www.imanami-gym.com)
今回のブログでは、ベンチプレスとインクラインベンチプレスの違いを解説します!
ベンチプレスは下の写真のようにベンチに仰向けになった状態でバーベルを持ち上げるトレーニングで、胸の筋肉(大胸筋)や肩の筋肉(三角筋)、二の腕の筋肉(上腕三頭筋)などを鍛える事ができます。
インクラインベンチプレスは、下の写真のようにベンチの背もたれを斜めに起こした状態で行うベンチプレスで、ウエイトトレーニングでは、ベンチを斜めに起こした状態をインクラインと言います。
インクラインベンチプレスも通常のベンチプレスと同様に、胸の筋肉(大胸筋)や肩の筋肉(三角筋)、二の腕の筋肉(上腕三頭筋)などを鍛える事ができます。
鍛えられる筋肉の種類で見ると同じですが、ベンチプレスとインクラインベンチプレスでは、大胸筋(胸の筋肉)の中で重点的に鍛えられる部位に違いがあります。
大胸筋は胸に有る大きな筋肉で筋肉の付着部の違いにより上部、中部、下部の3つに分かれており、ベンチプレスでは大胸筋の中部と下部が、インクラインベンチプレスでは上部が重点的に鍛えられます。
この大胸筋の鍛えられる部位の違いは、ベンチプレスとインクラインベンチプレスを行う際の肩関節の動きの違いによって生まれます。
大胸筋の上部は、肩関節の屈曲(くっきょく)という、腕を前から振り上げるような動きで強く働き、ベンチプレスとインクラインベンチプレスを比べて見ると、インクラインベンチプレスの方が肩関節の屈曲の動きが大きい事が分かります。
つまり、ベンチプレスとインクラインベンチプレスでは、インクラインベンチプレスの方が肩関節の屈曲の動きが大きくなるので、大胸筋の上部がより強く鍛えられるという事です。
ちなみに、ベンチの背もたれを大きく起こし過ぎると、トレーニングの負荷が大胸筋から三角筋(肩の筋肉)に移ってしまうので大胸筋の上部を狙ってインクラインベンチプレスを行う際は、30~40°程度ベンチの背もたれを起こした状態で行うのがおススメです。
また、多くの方の場合、ベンチプレスよりもインクラインベンチプレスの方が出せる力が弱くなります。
始めてインクラインベンチプレスを行う際は、普段行っている通常のベンチプレスよりも軽い重さから行うようにしましょう。
というわけで、ベンチプレスとインクラインベンチプレスの違いは、大胸筋の中で重点的に鍛えられる部位の違い!というお話でした。
ではでは、本日はこの辺で失礼致しマッスル!\(^o^)/